FXとは、Foreign Exchangeの略で「外国為替証拠金取引」といわれるもの。FXとは、この頭文字をとったもので、エフエックス、フォレックスという人もいます。
では今あちこちで話題になっているFXとはいったいなにをするものなの?
簡単にいえば、FX(外国為替証拠金取引)では、違う国同士の通貨を交換し、通貨の値動きの差益で儲けを狙います。
FX(外国為替証拠金取引)がそもそもどういうものなのかの前に、FX(外国為替証拠金取引)で本当に儲けは本当に出るのか?というのが気になります。
儲けられるということがわかるからこそ勉強にも熱が入るというもので、FX(外国為替証拠金取引)でどうやって儲けるかの前に現在のFX(外国為替証拠金取引)の取り扱われ方、他の人がどうとらえているのかをまずは考えていきましょう。
これは実際の話として、2007年に新聞などでもかなり報道されましたが、ある男性は、家族の預金を元手にパソコンを使ってゲーム感覚でFXを始め、4年間で2億5000万円近くの所得を得たという話がありました。
でも、これってほんの一部の人だけなのでは? または、たまたまなのでは? そういう疑問が沸き起こります。
しかし、それがどうも違うようです。
全国の国税局が2006年7月から2007年6月までの1年間をかけて、FX(外国為替証拠金取引)の個人投資家1030人を対象に調査したところ、総額224億円の申告漏れが見つかったと発表しています。国税庁によると、1人当たりの申告漏れ額の平均は2176万円。この調査もまだ一部ですから、相当数の人が相当な儲けをFX(外国為替証拠金取引)で出しているといえそうです。
そもそもFX(外国為替証拠金取引)は少ない資金で簡単に始められることが魅力で、24時間いつでも取引ができることから、仕事をもつサラリーマン、自営業者や主婦の間で仕事の合間にFXを行っている人が多くいます。
2007/12/25 FujiSankei Business i.の記事のよれば、全国の20から50代男女1000人を対象に実施したアンケート結果から
冬のボーナスで購入する金融商品は「国内株式」(66・9%)と「投資信託」(55・6%)が半数以上を占めるが、男性では「外国為替証拠金取引(FX)」(24・0%)、女性では「個人向け国債」(26・2%)も人気。
という傾向がわかったそうです。
また、同じくFujiSankei Business i.の記事では、アンケート調査により
「投資歴3年以上5年未満」では「外貨預金・外貨MMF(マネー・マネジメント・ファンド」から「FX」への転換が図られている可能性がみられた。
とも伝えられています。
さらに、FXの取引で積まれる証拠金の残高が2007年3月時点で前年比62%増の6133億円に達したという試算もあり、株式や投資信託にはまだ及ばないものも、FX(外国為替証拠金取引)は、それらに次ぐ投資として注目され、今もっとも熱い金融商品がFX(外国為替証拠金取引)と言えそうです。
しかし、一方でFX(外国為替証拠金取引)はハイリスクハイリターンとも言われます。
FX(外国為替証拠金取引)がハイリスクといわれる背景には、FX(外国為替証拠金取引)は一定の金額(証拠金)を担保に数倍、場合によっては何十倍もの多額の為替取引ができる金融商品のため、儲けが出る場合も大きいのですが、損が出る場合も、また大きいといえます。
それが知られるようになったのは、2007年の夏に日本を襲った世界同時株安と円高。当時、、円安を見込んでいたFX(外国為替証拠金取引)投資家は、この世界同時株安と円高に直撃され、大きな損失を出しました。
2007年8月13日から17日までで円相場は1ドル=118円台から111円台へと7円も円高に振れ、単純計算でもFX(外国為替証拠金取引)の積まれた証拠金が5日ほどで20%ほど吹き飛んだと言われています。
その理屈は単純です。ゆっくりでいいので読んでくださいね。
例えば、1ドル=100円の場合、準備したお金の10倍の取引ができるFX(外国為替証拠金取引)を活用すれば、10万円(1000ドル)で100万円(1万ドル)分の取引ができます。
10万円(1000ドル)を元手に100万円(1万ドル)のドルを買い、仮に為替が円安に振れて、1ドル110円になったとします。その時点で売れば、10万円(1000ドル)を元手に100万円(1万ドル)分買ったドルは、110万円になっていますから、10万円の投資で10万円の儲けが出ることになります。こんなふうに銀行貯金や外貨貯金では何十年もかかる儲けがでることがFX(外国為替証拠金取引)の魅力なわけですが、今の話で逆に円高になって、1ドルが90円になったりすれば、10万円の元手の取引で、10万円分の損を出すことにもなる。この部分がFX(外国為替証拠金取引)のハイリスクハイリターンといわれるゆえんです。
そういう意味で、FX(外国為替証拠金取引)は、為替の動向、円安円高についての読みが問われますし、経済状況のどうこう、世界の経済の流れなどについての勉強が必要になってきます。
そもそもここ数年の円安の傾向は、日本が世界的にも超低金利な状況を利用し、外国の投資家が円で資金を調達し、金利の高いドルなどに切り替え、その金利差によって運用していたことが大きく影響しています。
しかし、ここにきてすなわち2008年には、アメリカの経済状況がおかしくなり、不景気が噂されています。となれば、アメリカも景気回復のために金利の引き下げを行う可能性が高くなり、そうなれば、金利を上げる方向で進んでいる日本とアメリカの金利差は以前よりも小さくなる。これは今までよりも円高が進む可能性が高くなることを意味します。
FX(外国為替証拠金取引)を行う場合は、このようにいろいろなことを知った上で取引をしていかなければ、単純に大儲けをしてというはなしにはならないということですね。
また、FX(外国為替証拠金取引)は金融商品として為替のリスクだけでなく、取引業者のリスクもあるようです。
先に取りあげた2007年の夏に日本を襲った世界同時株安と円高の影響で、投資家が損を蒙っただけでなく、実は、FX(外国為替証拠金取引)の取引業者も相次いで破産し、顧客から預かっていた証拠金が戻ってこないという問題がありました。数字上で見れば、国が規制強化に乗り出した2005年7月以降、19社が倒産・破産しています。負債総額はわかっている7社で約184億円といわれています。大事な資産を預け、FX(外国為替証拠金取引)の開始の際には窓口になる会社・企業には十分注意を払いたいものです。
ここまで、最近のFX(外国為替証拠金取引)についての流れを見ただきましたので、これからより具体的な取引や企業の選定、いかにリスクを低減していくかについて考えていきましょう。